昭和の文化住宅で

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今日は、実母の病院の付き添いで、明石駅前に来ています。予約の時間まで時間があったので、近くの明石公園をぶらり散歩。

子供時代、庭みたいなこの場所で、慣れ親しんだ公園のベンチに座っていると、目の前には、母親の膝の上でおにぎりを頬張ってる子供達。

私も同じように、母親に連れられて、この場所でおにぎり食べてたなー。って少し昔のことを思い出していました。

とめ子の子供時代

私が昔住んでたのは、この明石公園の少し北に有る鷹匠市場の裏に建っていた4件くらいのアパート。2階建で木造のそのアパートには、同じような家族が10家族位住んでいたと思います。いつも、子供達の声が響いて、母親達は通りで井戸端会議、夕方には、あちらこちらから夕食の香りが立ち込めていました。

昭和の鷹匠市場には、八百屋さん、魚屋さん、本屋さんest,

大体のものはそこで買えたので、不自由がなかったです。

いつも裏口から「大根と、玉ねぎちょうだい。」て言うと、奥から、お兄さんが新聞紙に包んで持ってくれます。
それを、大きな買い物かごに入れて、持って帰るのです。

ある時・・・

ある夏の終わりかけの頃、こんな事が有りました。

私は、小学校3、4年生位だったと思います。
いつもの様に、公園で遊んでると、知らないお兄さんに声を掛けられ、絵のモデルになってくれないか。と(汗)

いつも、ボーとして冴えない私が、そんな風に言われて嬉しかったのか、次の日の約束をして別れました。

そのまま、訳も分からず、会いに行ってたら偉いことになってたかも知れなかったけど、

たまたま、近所の同級生が、「ペッパー警部の振り付けするから、とめ子もやるよ。」って言われて、お兄さんとの約束をすぽかしました。

テレビで、事件のニュースを見るとき、もしかしたら、あの時、やばかったのかもって思うんです。

私の母はサイボーグのぶこ🎶

もう、そろそろ母の診察が始まる頃です。

一旦病院に戻りたいと思います。

母は82歳です。三叉神経痛を患い、高血圧にがん、手術だけで5、6回してます。最近は頭に腫瘍が出来たと、頭の切開手術も経験しました。弟が、「サイボーグのぶこ」と命名する。って、言うぐらい、体切り刻んでますが、
本人は、手術することに、あまり抵抗のない感じ。

はじめは、高血圧の薬だけだったのが、今では薬でお腹がいっぱいになるくらい飲んでます。

今日も、ハシゴ2件目の病院です。今までの移動は杖でしたが、最近はシルバーカーがお母さんの足。このシルバーカーも介護保険使って月300円で借りれてます。
父が亡くなった頃、その時のお母さんでは、介護保険の認定は降りない。って言われてました。

でも、父がお世話になっていたケアマネさんから、お母さんの場合認知でしか介護認定下りないと言われ、掛かり付け医でテストを受けて要支援2を貰いました。

母も最初はテスト受ける事に抵抗があったみたいですが、こうして支援が受けれる事に今は喜んでます

ばーちゃんの場合

今のばーちゃん見てると思うに、早いうちに介護保険使える様にしておくのは、家族のためにもなるなー。って思います。

ばーちゃんが、明石に来た時も

ばーちゃんは、ボケてない。どこも悪く無いのに病院に行く必要はない

と、病院に連れて行くにも、大変でした。

元々、頑固な性格で、人の言うこと聞かない人でしたので、ボケてから、認知のテスト受けさすのには骨が折れたと思います。現に、今日も姉さんにばーちゃんと電話で話してみる?って聞いたけど、答えはノー。

2年前にばーちゃんの所に行った時、姉さんはDAYに行かすつもりは無い。と言ってました。
多分、ばーちゃんが行きたがらなかったんでしょう。

そうこうしてる間に病状が進み、明石に来た時には、アルツハイマー重度、もうどうすることも出来なくなっていました。
明石に来る少し前には、DAYに行くようになって負担割合介護2でしたので、どこかで、認知の診断が降りたと思うのですが、今のばーちゃん見てると、介護認定降りるためのテストを受け察せるのにも苦労したんだろうなー。て思います。

<若い間から認知症に対して、ボケることを怖がらず、今から心の準備をしておく事で家族が、異変を感じた時に、素直に言うことを聞けれる。そんなおばーちゃんになっていきたいと思います。>

後書き

今回は、実母とばーちゃんの場合で比べてみました。

老いることへの準備として、色々有るとは思いますが、、ほんの少し娘の言うことを聞いてくれた実母は、今も、私のそばで、暮らせてます。
もう一人の母は、実娘と、電話ですら話せない位こじらせました。

今更どうすることも出来ませんが、ばーちゃん自身がもう少し柔軟だったら、っと思わずにはいられません。

2人の母を診させて貰って、自身の老後の参考にさせて貰っていると、感謝しています。

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