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W介護でも、笑顔になれる外食|フグ会席でほころぶ家族の時間

母と暮らす

認知症の義母(ばあちゃん)、脳腫瘍を抱える82歳の母、そしてトメ子家のサポート役である私たち夫婦。

そんな家族で、ちょっと贅沢に“フグ料理”を楽しんできました。

実は、「認知症の人と外食なんて大丈夫?」と心配になる人も多いと思います。

でも、少しの工夫と“いつものお店”があれば、
家族みんなで笑い合える時間は、ちゃんと作れるんです。

今回おとづれたお店情報

📍お店情報
店名:明石園さわだ
住所:明石市鷹匠町(明石公園 陸上競技場の道向かい)
アクセス:JR明石駅から徒歩約10分
駐車場:近くにコインパーキングあり
予算:ランチ980円〜、会席は内容により要相談(今回約2万円)

外食はちょっとハードル?でも行ってよかった理由

認知症の義母と、足腰が弱ってきた82歳の母。
今回は、そんな二人の“ばあちゃん”を連れて、家族でフグ会席を楽しんできました。

認知症の義母と母、二人のばあちゃんを連れて

母の方は、足腰が弱っているので、あまり遠くには出掛ける事が出来ません。

でも、明石市から送られてきた【75歳以上対象のタクシー券(2,000円分)】今回はそれを活用します。

義母(ばあちゃん)の方は、まだ杖を付くことも無く過ごせていますが、認知機能がかなり低下しています。
そのため、例えば銭湯などは私ひとりの付き添いだと少し大変。最近は控えるようにしています。

今回のように外食なら、本人も嬉しそうに

ばーちゃん
ばーちゃん

ばあちゃん、フグ屋で働いてたから昔は、よく食べてたんやで〜〜♪

その笑顔が見られただけで、もう連れてきてよかったって思えました。

*明石市では、75歳を過ぎるとタクシー券(2,000円)とバスが半額で利用できるパスが送られてきます。

事前に考えた「座席選び」「食べやすさ」「お店との相性」

認知症の義母との外食で、一番気をつけたのは「環境」と「時間」。

ばあちゃんは、大きな音が苦手です。
だから今回は、できるだけ落ち着いた空間で食事ができるよう、個室を用意してもらいました。

そして何より、フグ鍋は家族で一つの鍋を囲むスタイルも良かった!


これがまた、自然と会話が生まれ主人が、

主人
主人

ばあちゃん、これ食べんか

そう言うと、ばあちゃんも

ばーちゃん
ばーちゃん

ばあちゃんが、入れたろ。こんなの慣れてるんや

今回も孫のさとるが、皆んなが食べてるところを写真に撮ってくれました。

食事中の笑顔、箸をのばすばあちゃん、少し緊張しながらも楽しそうな母。

個室のあるこのお店を選んだことは、本当に正解でした。

そして母にとっても、ひとつずつ出てくる会席料理のスタイルは、テンポがゆっくりなので、自分のペースで食事を進められ、慌てずにすみます。

高齢になると、ちょっとした「気が焦る」ことで、食事の楽しさも半減してしまうことがあります。

だからこそ、この“落ち着いて過ごせる時間”は、家族にとっても貴重なひとときでした。

トメ子家お気に入り!フグ料理のお店をご紹介

今回お世話になったのは、明石市鷹匠町にある老舗「明石園さわだ」さん

明石公園の陸上競技場の前、昔ながらのシャッター商店街の入り口に、まるで時間が止まったような昭和そのまま”の佇まいで、創業50年、今も元気に営業を続けておられます。

店内は落ち着いた雰囲気で、個室もあるので高齢の家族連れにはぴったり

今回のような、ゆっくり食事を楽しみたい場面にはとてもありがたい空間でした。

当日いただいたフグコース(※4人前)

  • 湯引き
  • テッサ(ふぐ刺し)
  • 唐揚げ
  • 白子
  • てっちり(ふぐ鍋)
  • 雑炊(うどん)

\ふぐ2匹分を贅沢に使ったフルコースで、お値段は約2万円

品数・味ともに大満足で、家族みんなで「これは贅沢やなぁ」と笑顔に。

しかも家族経営だからか、品物以上にリーズナブルな価格設定で、気取らずに通えるのが魅力です。

ちなみにランチタイムには、寿司定食+ミニうどんがなんと980円。
+20円でうどんを普通サイズにも変更できるのも、地元民に愛される理由かもしれません。

みんなで食べるって、やっぱりいいね。

食事中の様子(義母さんの表情や言葉、家族の雰囲気)

88歳のばあちゃんは、なんと虫歯が一本もありません。
毎日、食後に爪楊枝でシコシコ……でも歯磨きは一日一回。(ほんと、不思議です)

一方、母は総入れ歯。
朝ごはんはパンがゆ。お肉や野菜も細かく刻まないと食べられません。

その母が、実は昔から甘いものが大好きだったことが最近判明しました。
冷蔵庫に残ったケーキを、誰にもバレずにこっそり食べていたらしいです(笑)

二人の“歯の差”は、きっと口の中の虫歯菌の違いなんじゃないかと思ってます。
……なんの根拠もありませんが、ね。

それでも、そんな二人が並んで食卓についているだけで、
「今日ここに来てよかったなぁ」って、しみじみ感じました。

鍋を囲んで、みんなで「おいしいね」って言い合える時間は、
何気ないようで、かけがえのない時間です。

小さなハプニングも「今しかない」家族の思い出

今日は、ばーちゃんがご機嫌です♪
しっかり食べられて、ずっとニコニコしてました。

一方、母はというと…
三叉神経痛の影響で、食事はどうしてもゆっくりになってしまいます。

母

フグ、2切れしか食べれんかったわ…

すると、横からばーちゃんが一言。

ばあちゃん
ばあちゃん

ちゃんと食べてるか?食べなあかんよ〜!

…ばあちゃん、あなたの方が6歳も年上なんですけど(笑)

どうも、ばーちゃんの中では、母の方が“年寄り”らしいです。
実際には、自分が認知症ということも、年齢の差も、すっかり忘れてるようで…

でもね、その言葉がなんだか温かくて、笑えて、
「こういう時間って、本当に“今しかない”んやな」と思いました。

ちなみに母はというと、ばーちゃん達のスピードについていけず、
結局「野菜ばっかり食べとったわ」と言ってました(笑)

こんな風に、それぞれがそれぞれのペースで過ごして、
笑ったり、ぼやいたり、ちょっと気づかいあったり。

トメ子
トメ子

今回、出掛けれて本当に良かったなー

外食って、ただごはんを食べるだけじゃなくて、“家族を感じる時間”でもあるんやなって、改めて思いました。

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まとめ|ばあちゃんの笑顔が、今日のごほうび

ばあちゃんが、笑顔でいてくれるのは、本当に嬉しいです。

普段は、「帰る」「帰る」と駄々をこねて困らせることも多いけれど、今日みたいに、おいしそうに食べている2人のばあちゃんを見ていたら――

「引き取って良かったな」って、心から思えました。

W介護の日々は、正直しんどいことも多いです。

でも、こういう一日があるから、また頑張れる。

これからも、時々はこうして、“家族で笑える時間”を意識して作っていきたいと思います。

三段腹トメ子

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