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親の介護が始まる前に知っておきたい、介護用おむつのこと

母と暮らす

こんにちは、三段腹トメ子です。

トメ子
トメ子

ばあちゃんは、いわゆる”昭和の人”とてもプライドが高くしっかり者でした

そんなばあちゃんも85歳を過ぎた頃から、少しずつ認知症が進行し、今では重度のアルツハイマー型認知症と診断されました。

そうなってしまうとーーー

いくら紙おむつの必要性を説明しても、納得して使ってもらうのは本当に難しいものです。

ばーちゃん
ばーちゃん

私は、そんなもの必要ない。ばあちゃんをボケ扱いするんか!

何度、そのやり取りをしたのかは、わかりません。

いくら介護する側が説得しても、ばあちゃんのように介護用品に抵抗があると、なかなか使ってもらえないんですよね。

だからこそ、元気なうちに話しておくって、大事なんだと思います。

介護用おむつを嫌がる、ばあちゃんの本音

「私、おむつ・・・なんて履いた覚えがないよ!」

その日は、朝から

ばーちゃん
ばーちゃん

便が出ない。トメちゃん、薬ないか?

年齢を重ねると、どうしても排便の悩みが増えてきます。

「でも、何でもかんでも私ひとりで抱え込んでしまうと、正直しんどくなってきちゃうんですよね。」

だから、そんな時は無理せず、デイサービスのスタッフさんにお願いするようにしています。

トメ子
トメ子

浣腸はカバンの中に入れています。よろしくお願いします。

ばーちゃんに取って、他の人に、「便が出ない事を他の人に話す」ことは恥ずかしい事なんだと思いますが…

でも、ある程度は、我慢してもらわないといけない部分もあります。

帰宅したばあちゃんの手提げバックの中には、ビニール袋に入ったパンツが入れてありました。

ばあちゃんの性格からいって、無理におむつを履かせることは難しいだろうな…と思います。

きっと、自分でおむつに履き替えたんだと思うんです。

だけど、その出来事は記憶からすっぽり抜けて、

朝になって

ばーちゃん
ばーちゃん

トメちゃん、履いた覚えがないのに….誰がこんなことしたんかな?

私が選んだ対応

何を言っても納得してくれないので、私はついに「介護用おむつの存在を忘れさせる」事にしました。

トメ子
トメ子

ああ、このオムツが嫌だったんだね。じゃあ、パンツに履き替えようか?

そのときは、うまく話題を変えてやり過ごしました。

ですが、ばあちゃんがパンツを汚すタイミングを見て、伝え方を少しずつ工夫しています。

「ばあちゃん、88歳なんやから、紙パンツ使うの、なんにもおかしいことちゃうよ。」

「むしろ使ってくれたら、私たち、ほんまに助かるんよ」

とわ、言っても

ばーちゃん
ばーちゃん

こんな、ゴワゴワしたの使うんやだ。まだ、そんなにもうろく・・・・してない!

強く拒否されて、汚れたパンツを洗面所で、皆んなに気付かれないように洗いながらため息が出た。

トメ子
トメ子

なんで、ばあちゃん、そんなに紙おむつ使うの嫌がるんだろう?

高齢者がおむつを嫌がるのはなぜ・・?

① 「自分はもうダメなんだ」と烙印を押された気持ち

ばあちゃんは、「自分はまだしっかりしてる」と思っていたのに、
オムツの提案はそれを全否定されるように感じになった。

* 介護用オムツ=自分の終わりの始まり、敗北宣言のようなもの

② 世間から「もう無理」と判断されたような屈辱感

自分の意志ではなく、「他人(家族や世間)」に“介護される側”と決めつけられたような感覚。

* 介護用オムツ=自分の尊厳を他人に決められる悔しさ

③ 恥ずかしさと「自分らしくない」違和感

下の世話は人として“最も見せたくない部分”であり、
ばあちゃんにとっては「そんな姿、見せるのも見られるのも絶対に嫌」

* 介護用オムツ=“恥の象徴”であり、自分らしさが失われる象徴。

介護が始まる”前に”できる事は

今のばあちゃんには、おむつひとつとってみても、使うことへの抵抗をなくす言葉は届きません。
(「嫌だ」という強い感情が残っていて、今のままでは説得は難しいでしょう。)

自分が将来「ばあちゃん」にならないためにも、そして、親が“そうなる”前にできることを考えたい。

そこで今回は、「今からできる3つのこと」について整理してみました。

まずは会話する事から、「もしものとき」の話をしてみる

私のブログを見せながらでも良いので、ぜひ、「もしもの時」を自分ごととして、家族で話してみて下さい。

元気なうちだからこそ、お互いの思いや希望を素直に伝え合うことができます。

大切なのは、完璧な答えを出すことではなく、まずは会話を始めてみることが大事だと考えられます。

【厚生労働省 2022年発表の推計より】

厚生労働省の発表によると、認知症になる確率は80歳を過ぎると徐々に上がり、85歳を超えるとおよそ**3人に1人(32.8%)**が認知症になると推計されています。
さらに、軽度認知障害(MCI)を含めると、将来的に認知機能に何らかの影響が出る高齢者はもっと増えるとも言われています。

だからこそ、「まだ早い」と思わずに、元気な今こそ話しておきたいのです。

認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計

紙パンツや尿漏れパッドを一緒に試してみる

今、若い人でもちょっと遠出に出かける時などは、紙パンツや尿俺パットを普通に活用しています。

まず、自分で試してみて

「今は、こんなに使いやすくなってるんだ」と言う事を、親子で実感してみて下さい。

かなり進化していますよ。(実は、私も利用しています)

「安心のために」という伝え方の工夫

どんな時でも、あったら安心紙パンツ♪

お出かけの時なんかは、強い味方になると思いますよーー。

そんな感じに、軽く日常の生活に取り入れてみて下さい。

失敗談ではなく「予防」として紹介する

「失敗してからじゃ、本人も気まずくなっちゃう。だから、まだ大丈夫なうちに少しずつ慣れてもらえると安心です。“みんな使ってるよ”っていう一言も、案外効きます。」

買い物のついでに見せておくだけでも違う

一緒にドラックストアーに入って、

トメ子
トメ子

これ、草薙くん(草彅剛さん)がCMで宣伝してたやつ!

「テレビで見て気になってたんですよね〜、今は色んな種類あるんだね」

みたいに、軽く、軽く、

紙おむつなんて、大したことないないんだよ。って事を伝え続けるのが大事だと思います。

紙おむつの種類と特徴|用途に合わせた選び方ガイド

介護用品としてのイメージが強い紙パンツ(紙おむつ)ですが、実は今、ものすごく進化しています。

見た目もごわごわしていないし、履き心地もよくて、種類も用途もとても豊富なんです。

介護用品としてだけじゃなく、若い人でも使う時代に

薬局の店員
薬局の店員

最近は若い人でも、旅行や長時間の移動などで紙パンツを使う方が増えています

実際、私自身も長距離移動のときに使ったことがあって、「これがあると安心できる」って思ったんですよね。

つまり、[紙パンツ=年寄り・介護用]っていうイメージ、もう古いのかも。

今では、“便利な下着”として、年齢問わず使われる時代になってきているんです。

3パターン:用途に応じて使い分けられる介護用品

では、紙パンツや紙おむつにはどんな種類があるのか?

薬局で聞いた話をもとに、わかりやすく3つに分けてご紹介します。

パッドタイプ

・下着や紙パンツの中に敷いて使うタイプ
・軽い尿モレや“念のため”用にちょうどいい
・おむつ感が少なく、見た目も普通の下着に近いので、受け入れやすい

紙パンツタイプ(リハビリパンツ)

・立って歩ける人向けの、履くタイプのおむつ
・見た目も履き心地もかなり“普通のパンツ”に近い
・最近は超薄型で、ズボンの下からでも目立ちにくいものが主流

テープ式タイプ

・寝たきりや自力での着脱が難しい人向け
・横になったまま交換できるため、介護する側にとっても負担が少ない
・吸収力が高く、夜用や長時間用などもあります

もちろんそれぞれにメリット・デメリットはありますが、少しずつ慣れていけるのが嬉しいところです。

最後に、快適な介護生活への一歩として

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

最後にひとつ。ここまでの話は、認知症になる前の母のような女性には、比較的伝わりやすい内容だと思います。

ただ、男性に対するアプローチの方が難しいと実際の看護師さんが言っていました。

プライドの高さや、自尊心の強さが影響しているのかもしれません。

私が思う男性へのアプローチは、“下から、やわらかく”がコツです。

たとえば──
「あなたは優しいから、きっと私が困らないように使ってくれるよね」
「ごめんね。嫌な思いをさせてしまって、私もつらいのよ」

……そんなふうに、娘や配偶者から言われたら、男性として使わないわけにはいかないかもしれません(笑)

今後も、有意義な記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。

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