*アルツハイマーのばーちゃんが「毎日、着替えんでええから」って言っても、お風呂に入ってる隙に、脱いだ服は洗濯機に。着替えを、そーっと置いて置きます。
だからと言って、怒り出したりはしません。逆に、「着替え、ここに置いておくよ」って言ってしまうと、構えてしまって、「そんなん、もったいない。」ってなってしまって、上手く着替えてもらえなくなるので
ばーちゃんが言う言葉は、案外、逆の意味なんじゃないかって思う事多いです。
着替えんでええねん。って、言いながら、やっぱり清潔な下着を身に付けたい。ってね
内風呂は慣れてないから
明石に来て最初の頃、ばーちゃんと一緒にお風呂入った事が有って、その時
ばーちゃん、さっきとめ子が背中流して、その後、シャンプーもしたやん
って、何度言っても
いーや。何、言ってるんや。頭洗わんといかんやろ
忘れて何度もシャンプー繰り返すばーちゃんでした。(シャンプー減るのが早くって汗)笑
少し、足元もヨボついてたので、家のお風呂に不安を感じ、介護リフォームをしたのですが、
その話は、こちらをどーぞお風呂に手すりを付けました↗
私のお風呂はマンションなので、追い焚きがありません。ばーちゃんにも安心して入ってもらえる様になったお風呂ですが、冷めるのが早いので、大人3人急いで次々入ります。
私的には、ばーちゃんが、最初に入ってくれたら都合がいいのですが、認知症のばーちゃんは「私が最後でいいから」と、何度言っても聞き入れません。(ばーちゃんは気を遣ってるつもりだけど、的外れ)
『歳とって人の世話になる時が来た時には、素直に人の話が聞ける人間になってよー』
お風呂から上がってきたばーちゃんはいつも
ばーちゃん、内風呂慣れてないから、焦って、頭も、何も洗ってないよ
・・・・・・・(そう)。
銭湯で無くしたメガネですが・・・
ばーちゃんは、昔、大阪の生野区という所で住んでいました。そこの地域には、今も銭湯が多く残っています。
ばーちゃんの家に行った時は、お風呂がないので、歩いていける、栄湯に行きます。
私は、近視の乱視に加え最近は老眼が始まり、暗闇でメガネなしでは、よく見えません。
主人と二人で、少し寒くなりかけた頃に、その栄湯に行った時の事です、そのメガネを、脱衣所の椅子の上につい置いって、お風呂に入ちゃったんですよー!!!
お風呂から上がって、『あれ、メガネは』、有ったー♪。ん〜あれーなんか違う。
おんなじ様なメガネですが、これって老眼鏡!!!
またー、やっちまったよー。
明日には、明石に帰るのに、どーしよーって落ち込んでたら、銭湯の奥さんが家まで、メガネ届けに来てくれたんです。
大阪市生野区小路って所は昔ながらの庶民的な温かな地域で、人の温もりを感じられる場所です。銭湯が、人々の交流の場になってる事は、いうまでもありません。
ばーちゃんの家を、銭湯の奥さんはお客さんに聞いて、わざわざ届けてくれたんです。
良い所じゃないですか。😄
ばーちゃんが、人に尽くして事、ちゃんと見てたよ
また、違う日のことですが、ばーちゃんと3人で銭湯へ行ったとき、腕から背中から刺青入れてるおばさんが、お風呂に入ってきました。
刺青入ってる方が、そばに来たら、ちょっと構えてしまうと思うんですが、普段の風景なんでしょうね。皆さん、別段構えるわけもなく、普通に会話交わしてるじゃないですか。
ばーちゃんは、ちょっと身体の不自由な、自分より歳の取った方の背中を流しながら声を掛けていました。
家の長男の嫁で、明石から来てるんよ(嬉)
そんな、ばーちゃんは、困ってる人がいたら、自分がしんどくても手を差し伸べます。
家にいる時、近所の奥さんが、「晩御飯代が無いです」って来た時も、財布から1000円出して、渡してました。
下町は、助け合って生きてるんだー。って言ってました。
今は、記憶がなくなっちゃった、ばーちゃんに
ばーちゃんが、人の為に尽くして来た事、ちゃんと見てたから
今は、ゆっくりしたら、いいよ
そんな言葉を、掛けてあげれるんだと思います😆
最後に
認知症のばーちゃんに、何、言っても無駄とは思わないんです。忘れちゃうから、何度も同じ事言ってあげてたら、そのうち、言わなくなるし、ずーと笑顔が多くなって来ました。
だけど、お風呂のシャンプーの件は言わないよー。
大事にしたいのは、こちらが主導者で居続ける事だと思ってます。
少しぐらい、水出しぱなしでも、シャンプー使い過ぎてても、そんなのどーってこと無いって
こちらが、伝えるか伝えないか、情報を精査してあげることが、お互い暮らしやすくなりました。
今後も、月10記事は投稿していくつもりですので、応援してもらったら嬉しいです。
ここまで、読み進めて頂き、ありがとうございました。感謝