認知症の介護は、本当に難しいなと思います。
義母(ばあちゃん)は、さっき話したことも、私が伝えた言葉もすぐに忘れてしまいます。
それだけじゃなくて、時には“作り話”も入り混じって、ばあちゃんの頭の中で「それが事実」になってしまう。
どれだけ「それは違うよ」と言っても、もう、ばあちゃんの中では揺るがない事実になるんです。
今回のテーマである「おむつや尿取りパッドをトイレに流す」というトラブル。
実は私も、
もしかしたら、あの時のトイレの詰まりは……『尿取りパット』だったのかもしれません。
今回は、私自身が気になってる『おむつトイレに流した時の対象法』について調べたことを、まとめました。
同じ介護をしてる方にも、『オムツのトラブル対策』の知識は、いざという時に役立つと思うので最後までご覧ください。
認知症のおむつトラブル|トイレに流された時の対処法
おむつや尿取りパッドを、うっかりトイレに流してしまったら――
きっと、誰でもビックリして慌ててしまうと思います。
でも、大丈夫。
まずは慌てず、次の3つの方法でトラブルを解決してください。
おむつをトイレに流してしまった!慌てずできる3つの対処法
Perplexity調べ
おむつを誤ってトイレに流すと、深刻な詰まりや排水トラブルを引き起こす可能性が非常に高いです。
- 便器内や排水口付近でおむつが見える場合は、ゴム手袋をして手で取り除くのが最善です。
- すでに流れて見えなくなった場合や詰まりが発生した場合は、無理に水を流さず、専門の業者に依頼してください。
- ラバーカップ(スッポン)はおむつをさらに奥に押し込む危険があるため、使用しない方が良いとされています
こちらは、きょうと水道職人のホームページで確認しました。(水道局指定工事店)
介護中のトラブルで困らないために|水道局指定工事店を知ろう
突然始まる介護。
そして、突然起きる排水トラブル。
そんな時、もし悪質な業者とトラブルまで抱え込んでしまったら――
もう、心もお金も、ボロボロです。
だからこそ、**「どこに頼むか」**はとても大切です。
▶️ 水道局指定工事店とは?
神戸市役所のホームページを参照
※<指定工事店とは>
排水設備は私有財産ですが、公共下水道に直接影響するため、その設置又は構造に関して各種法令に規定されています。そのため、工事を施工できる者として、関連法の知識、設計・施工に関する技術力を有する業者を指定する指定工事店制度を設けています。
知っておくだけで、自分の心も、財産も守ることにつながります。
介護だけでも大変なのに、これ以上のトラブルは絶対に抱え込まなくていいんです。
私も経験したかも?尿取りパッド流しの不安とその後の備え
そういう私も、こうしてこの記事を書くまでは、『おむつや尿取りパッドをトイレに流してしまった時』の対応策なんて、全く考えたこともありませんでした。
実は、ばあちゃんが来てから、2度ほどトイレが詰まったことがありました。
その時は、どちらも**ラバーカップ(スッポン)**で対処し、なんとかなっていたんです。
*ラバーカップを購入の際はトイレによってサイズが違うので気をつけてください
でも、今思えば、あれは「尿取りパッド」を流していた可能性もあったのかもしれません。
ばあちゃんは認知症なので、さっきのこともすぐに忘れてしまいます。
それなのに、時には汚れたパンツをこっそり隠して、勝手に捨ててしまうこともあります。
デイサービスで浣腸をしてもらって、心配だから尿取りパッドをつけて帰ってきたはずなのに、
翌日には、

そんなん、知らん!
と怒り出してしまうこともありました。
始めの頃は、ゴミ箱にしれっと捨ててあるのを確認できていたけれど、その時は、どこに隠してしまったのか、今も分からないままです。
今は、ばあちゃんは施設に預かってもらっています
今は、いろいろなことが重なって、ばあちゃんは施設に預かってもらっています。
もしも、あの時に大きなトラブルになっていたら……
そう思うと、施設に行ってもらって正解だったんだなと、今は思います。
私が介護を発信する前から──“しれっと介護”を続けている男性は
今回、「認知症 おむつ トイレに流す」のキーワードで調べていたら、あるブログにたどり着きました。
私が、くどひろさんのブログに惹かれたわけ
それが、「40歳からの遠距離介護」という、くどひろさんのブログです。
くどひろさんは、2012年から親の介護を始め、今も**“しれっと、しれっと”**続けておられる男性です。
この言葉の軽やかさと、実際の在宅介護のリアルな描写に、すごく共感しました。
私が「認知症 おむつ トイレに流す」で検索していた時、3ページ目でこのブログを見つけたのですが、
思わず夢中で読んでしまいました。
実際に、くどひろさんは著書も出されていて、
最近出された**『老いた親の様子に「あれ?」と思ったら』**のプレビュー画面を見ただけで、もう引き込まれてしまいました。
私も、時間ができたら読んでみようと思っています。気になる方は、こちらからどうぞ⇩
認知症の介護は、思いもよらないことの連続です。
今、ばあちゃんは施設にいます。
でも、これから先――
自分の親も、年の離れた主人も、そして、私自身も、
いつか「介護する側」になるかもしれないし、「介護される側」になるかもしれません。
人生100年時代
これは、もう「他人事」ではなく、今できる備えとして、認知症に対する偏見や思い込みをなくし、
長く自分らしく生きられる知恵を、身につけていきたいと思っています。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
三段腹トメ子