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【弟が亡くなった】55年と11ヶ月、最後まで自分らしく生きました

母と暮らす

昨日、私の弟が肝硬変で血を吐いて死んじゃった。

こんにちは、三段腹トメ子です。

お母さんから電話が掛かってきて

「〇〇が、起きてこないからと、見にいくとベッドの中で血を吐いて、大きなイビキをしてる。どうしよう」慌てて、実家に飛んで行き、救急車を呼びましたが、どうする事も出来ませんでした。

かなり前から肝硬変が進んでいた事を、誰にも言わず、静かにこの世を去りました。

お父さんが亡くなって、変わっていった弟

2年前にお父さんが亡くなった時には、横に弟がいました。その弟は、今は、もう居ない。

お父さんが亡くなった時、多くの公的手続きを丁寧に片付けていく姿は、頼もしく安心して任せれる存在でした。

病院のロビーで結果を待っていた時

弟

僕は役立たずだから(泣)

トメ子
トメ子

なんで、そんな事言うの!

その時は、そう言ったけど

その後、私とお母さん、支えてくれながら、膨大な公的手続き、一人でこなしていくあなたは、十分に頼もしかったよ。

ある日、役所から帰ってきた弟が手に持って帰って来たのは「家族のルーツ」

笑いながら

「父方の、おばあちゃんヨネさんは、おじいちゃんと結婚する前に、父の居ない息子を17歳で産んで、
その後、おじいちゃんに嫁いでから、お父さんと妹を産んで、47歳で亡くなってる。」

弟

僕らのおばーちゃんって結構複雑な人生歩んでたんだね(笑)


笑いながら、そう言ってる貴方に、

よく、そういうの探してこれる物なんだと感心したよ。

あの時は、本気で、変わろうとしていたんだね。

中々、誰でもできる事じゃなかった事をやったんだよ。

少しずつ、自信を取り戻していく中で、病魔は弟を蝕んでいってた事、知らずに勝手な事言ってごめんね(泣)

増えていくお酒の量、病んでいく精神

『会社で何かあったのか、わからないけどお酒の量が増えて、とうとう錯乱状態になったのが数年前』

一度は、病院に入ってやり直そうとしたのに、

会社の人達には通じなかった。

辞めてからは、また、お酒の量が増える。

誠実に、ただ会社を良くしようと動いた事が裏目に出て、追い込まれ、強すぎる正義感で自分を追い込んだ弟に何も出来なかった。

「何も、そんなに思い込む必要はなかったんや。自分で、そこまでやってダメだったんやったら、それで良いやんか」って言ってあげたかった。

仕事辞めた時、そんな状態だったこと知らなかったから、私の職場での仕事を紹介したけど

トメ子
トメ子

あの時、もっともっと、話を聞いて、他の道、強く勧めることできなかったんだろうか

もっと、背中押してあげたかったけど、壁作って、開かない扉をこじ開けてあげるほど、私も強くなかったよ。

やり直そうと、何度も踠いては、出来ない自分に落ち込んで。バカだよ。

十分、頑張ったんだから、それで良かった。「自分が一番、あんたが二番」なんか文句あるかって

弟が残していった物

弟の部屋には、空になった通帳と、大量のコレクッションが綺麗に整理され、埃を被ったビジネス道具が使われなくなって何年も部屋の隅に置かれていた。

大量のコレクッションの多くは、本とゲームとエッチなDVD、もう見られる事もなく綺麗に整頓されていた。

トメ子
トメ子

うん、やっぱり


(私が紹介しようとしてた職場になら、気の合いそうなA先輩が居たのに)

今日まで弟は、何が面白くて生きてたのかと思ってたけど、そんなの、私の勝手な思い込みで、好きな物に囲まれて結構、やりたい事していたんだね。

知らない所で、好奇心を人並みに持って、使えないビジネス商材に夢を抱いてた事もあったんだ!

だけど、埃を被って部屋の隅に片付けられたビジネス商材と期限の切れたクレカを見ると

それは、まやかしだったんだよね。

それでも、頑張ったんだから、それで良かったんだよ。

弟にとって生きにくい世の中にだったかもしれない、色んなものに騙されたのかもしれない、それでも

優しい貴方は、自分を傷つけても捨てられなかった。

【結局、最後はスッキリとして逝った弟へ】

「どうか、向こうで、お父さん達とお酒組み合わせながら、自分の事、お父さんに言いたかった事、全部聞いてもらいなよ(笑)」

お読み頂き、ありがとうございました。

故人 弟に捧げる




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