ばーちゃんとの暮らしが始まって最初に決めた事

Uncategorized

 どういう経路でばーちゃんと暮らす事になったのか

結論から言うと、今まで見てくれていた兄妹の家で、ばーちゃんを見るのが、キツくなったから。

主人は、上2人の姉がいる、末っ子長男です(甘えん坊)。

姉2人は、昔、尼崎に住んでいたんだけど、関東の方が稼げるからと数十年前に引っ越して行きました。それから、時代が流れて、姉2人も70を超えた高齢者・・・

家族間では、認知症が進んで行くばーちゃんが原因の言い争いが増えて、尚且つ、金銭的にも余裕がなくなって来た姉の家の息子2人が、

息子A
息子A

なんで、オモニ(母)一人が、ばーちゃんの面倒見ないといけないの。

おっちゃん(主人)も居るんだから

って言うようになり

ゆりえも、ばーちゃんの事は大事だけど、嫌がる息子たちには逆らえなくなっていったのかな〜〜
ばーちゃんも、失われていく記憶の中で、どうする事もできず苦しんでいたと思う

長女のゆり子の方も夫婦揃って高齢者。65歳で定年退職して働かなくなった旦那さんは、毎日家に居て、散歩にも行かないんだって。それに最近、株で失敗して、多額のお金失ったってゆり子が言ってました。

それでも何度か、ばーちゃん、ゆり子の家にボストンバック持って泊まりに行ったらしいんですが、
ばーちゃんの性格と旦那さんが合う訳もなく、夜中に、「ゆりえの所帰る」と騒ぎ出して、夜中に娘の旦那さんが家に送り届けたって、それも1回や2回じゃ無いらしい。

ばーちゃんは、昔から一人で暮らしてたから、少々わがままで、堪え性がなかったけど、認知症入ってますます磨きが掛かってたに違いない。(苦笑)

要するに、私の家しか、ばーちゃん受け入れる余裕が無かった反対に、私の家は、ばーちゃんが来ても大丈夫な環境が整てた。(私は導きだと思ってます)

とは、いえ実の母でも無い。それも認知症のばーちゃんを良く引き取ったなー。って言われると思いますが、私には大切にしている事が有って、それが父親の生き方でしょうか・・・

2年前に亡くなった父親に対して、父親のような生き方をしようと。何となく決めてた。だから、行き場のないばーちゃんを掘っておくことが出来なかったんだと思います。(笑)

 最初に決めたこと(心構え)

まず、ばーちゃんと暮らすことが決まって、私が決めた事があります。

私は、介護人(ヘルパー)だと思う事にしようって決めました。ばーちゃんとの暮らしは、私にとって仕事なんだと思うことにしました。

嫁、姑の関係じゃなくって、他人で、これは仕事だって思うことにしました。
初めの頃、ばーちゃんのデイケアサービス探してる時に、主人の息子、さとるに言った事が

とめ子
とめ子

私の時間はタダじゃ無いんだよ、こうして、ばーちゃんと暮らすのに、私はパートも辞めた。

家族のさとるは、本来なら、私に給与支払ってもらわないとダメなんだけどね

って冗談で言ったことがあるけど(半分本気)、

働くって、別に収入が発生するだけが仕事じゃないって思ってて、現にそれまで働いてた仕事も、結構きつかったけど続けれてから、前職に比べたら、今の生活って余裕じゃん。って思うんです。

第2に、私を最優先にしよう。って決めました。
認知症のばーちゃんは、わがままです。時に、横暴な事もしてきますし、そうかと思うと、急に落ち込んで自分は可哀想を全面に押し出してくる事もあります。

最初の来た時、毎日毎日、財布、携帯、通帳自分で隠して「ないない、何処やった。お前がとったやろ」って、理不尽な事、いっぱい言われました。

そんな時でも、真正面から、ばーちゃんにダメな事はダメって言うようにして来ました。そんな言い合いしてると、必ず、ばーちゃん帰る。って言い出したり、大きな声で怒り出したりするので、そんな時は、ばーちゃんの事無視して、実家に逃げて、泊まってました。(次の朝には帰るけど)

その時、主人は、「お前は、逃げる所あっていいなー」

って言ってましたが、主人にも息子に貸してる部屋が有るんだから、息子を説得したら良いのにって思ってました。

私は、主人にも逃げ場所作って欲しかったけど、主人が決めて、そうしてるんだから、どうしようもないと諦めました。

(同じマンションに、主人の買った家、実家があって、主人は息子に一人暮らしさせてます)

第3に、人に頼ろうって決めました。

自分一人じゃ無理だから、親、兄妹、近所の人、自治体。なんでも頼れるものはなんでも頼ろうって決めてました。

初めの頃、よく混乱して、家飛び出し、マンション中のピンポン鳴らして回ってた事が有ったけど、長年住んでいるマンションなので、住民の人は殆ど知り合い。会う人、会う人に

主人の母です。6月から一緒に住んでます。認知症なので、迷惑かけますが、よろしくお願いします。

と素直に頭下げて、誰にでも挨拶していました。そりゃあ、中には迷惑そうな顔する人もいたけど、大抵の人は笑顔で受け止めてくれました。

ある時、同じ階に住んでる方で看護婦さんしてる人が、ばーちゃんの気が収まらなくて、どうしようかと悩んでたら、自分の車で、「ちょっと一緒に来る」って言ってくれて、ばーちゃんを自家用車に乗せ、近場を一周して来てくれたんです。

帰って来た時には、もう上機嫌のばーちゃんに。

本当、人の親切ってありがたいですね。🙏感謝🙏

 まとめ

   <私が、ばーちゃんと暮らすために決めたこと

①  自分はヘルパーだと思うことにしようです。 (これを仕事と割り切る)

②   自分を最優先にして、我慢しないようにするです。 (ばーちゃんを主体の生活にしない)

③   人に頼ろうです。 ( 自分一人で抱え込まない事にする。)


                  

                 

家族の誰かが突然アルツハイマーになったり、介護が必要になると、生活が一変します。
いつ終わるか、分からないからこそ先ず自分の立ち位置を最初に確認しておく事が大事かな。

私の場合はこれで上手くいきましたけど、決まり事は自分で決めるしか無いと思います。最初に軸をしっかり決めておく。そうすると、ばーちゃんや他の人に振り回されず、極力疲れないで済むのかなって思います。

現に、ばーちゃんより主人の方に精神的ストレス有りました。

回りに振り回されない、これが長期にわたる介護への私の決めた事です

❤️とめ子が一番大変なのはわかってる。感謝してる❤️って言ってはくれたんだけれど、ばーちゃんが、一旦ゴネ出して私が真っ向から、相手していても、関わってこないというか、他人事のようにしてるというか、そうなってくると私も腹が立ってきてひと言、ふた言、言いたくもない言葉が出ちゃって苦しくなっちゃう。

すると主人も、気が狂たような奇声あげて、怒り出したり

まー、でも、本気で向き合えたからこそ、主人の本音みたいな事にも気づけたから良かったんだけどね。

ばーちゃんが来てくれたらこそで、ばーちゃんには感謝してるんですよ。
これからも暮らしの情報発信していきたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました