家事に、育児に、介護に、そして仕事。
気づけば、いつも誰かのために動いていて、自分のことは、つい後回しになってしまいますよね。
でも、歯のことだけは、後回しにすると大変なことになるんです。
歯と口の健康は寿命を延ばす。と書かれていました。
逆にいうと、口腔ケアーを怠ると噛む力が、弱くなり、その為、食べる物が偏る事で糖尿病になるリスクが増えます。
今回は、私自身が体験した「歯の根っこが溶けていた話」を、ちょっとだけユーモアも交えて、3分ほどで読める短い記事にまとめました。
もし、最近、「歯医者に行ってないな…」という方がいたら、読んだあと、少しだけでも自分の体を気にかけてもらえたら嬉しいです。
介護と仕事と手術と…その間に歯が危険信号
去年の今頃、ばあちゃんが我が家にやってきた。
突然始まった認知症の介護。
同じ時期に、実母の脳腫瘍の手術も決まりました。
仕事場でも、人が辞めちゃって全体がピリピリ。
とても、歯医者どころじゃない。

なんとなーく、歯が浮いてる気がするけど、まーいいか。
そんなふうにごまかしながら過ごしていたある朝、鏡を覗き込むと
「えーーーーーーー、歯茎から白い膿が出てる。」
やばい。これは絶対やばいやつ。
でも不思議と痛くないし……うーん、もうちょっと様子見よっかな。
数日後……
私は、歯医者さんの診察代に寝転がっていた。

はい、口を大きく開けて。
「だいぶん、疲れてますね。身体が疲れてきたら、すぐに歯に現れます」

えーと……その、だいじょうぶなんでしょうか?
先生は、モニターに映ったレントゲンを見つめながら、ひと言。
「根っこが1本、溶けてますね」
…え、溶けるって、歯ってそんなホラーなことあるの?
(※現実でした)
45年がんばった私の歯へ「ありがとう。そしてごめんね」
子どもの頃、治療した奥から2番目の歯。
「第二大臼歯(だいにだいきゅうし)」と言うらしい。
私の不注意(甘いもの食べて、歯磨きをサボった)で虫歯になって、銀歯として、この45年間、なんとか支えてくれていた。
とうとう、さよならかな…と思ったけど、先生が頑張ってくれて、一度銀歯を外し、残った2本の根っこを使って「ブリッジ」という形で歯を残してくれた。

ありがとう、私の歯。そして、ほっておいてごめんなさい
でも、もう少し早く病院に行っていれば、根っこが溶けることもなかったのかもしれない。
ようやく自分と向き合えました
介護をしていると、自分のことは後回しになりがち。
でも、「もうちょっと様子を見てから」と思っているうちに、体のSOSは、静かに、でも確実に進行してることもある。
今年に入ってから、月に1回、歯の掃除に通っています。
今日も先生にこう言われた。

ぐらつきも収まって、落ち着いてきてますよ
「この調子で、頑張りましょう!」

はーーーーい。
歯医者さんに通い始めて、歯磨き粉も見直しました。
今使っているのは【アパガードMプラス】。
「芸能人は歯が命」のCMでおなじみ、サンギの薬用歯みがきです。
実は、エナメル質を補修できるのは国内でサンギだけなんだとか。
食事や加齢で削れていく歯を、毎日のケアで守ってくれる頼れる1本です。
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自分の事を後回しにしないで良い理由
私の考えは、介護中でも、それ以外でも最優先すべきは自分自身にしています。
「私が1番あんたが2番ラクして、楽しんで介護して」は、介護が始まった時に、自分で決めました。
くどひろさんのブログ「40歳からの遠距離介護」の”ムリをしない介護”との共通点でもあります。
介護中の優先順位
もし、介護の最中に——
学校から「子供が熱を出したので迎えに来てください」、夫の職場から「怪我をしたので至急来てほしい」、
そして介護施設から「お母様が食事中に喉を詰まらせ、救急車で運ばれます。すぐ来てください」

……こんな連絡が、同時に入ったら、あなたはどうしますか?
「そんなこと、あるわけない」と思いますか?
本当に、そう言い切れるでしょうか。
2012年から祖母、父、そして今も認知症の母の介護を続けている、くどひろさんの著書『老いた親の様子に「あれ」と思ったら』には、実際に妻と親が同時に倒れたエピソードが書かれています。
くどひろさんはこう言います。
「その時は、時間差で問題を解決できましたが、そうでなかったら迷わず家族を優先していました」
この事は、親の介護が始まる前に考えておきたい1つです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
三段腹トメ子