こんにちは、三段腹トメ子です。
次女のゆりえから「3週間だけ預かってほしい」と頼まれ、ばーちゃんを迎え入れました。
その時は、本気で3週間後に迎えにくるつもりだったのかもしれません。
しかし、認知症が進んでいくばーちゃんを前に、お金や日常生活への不安を抱いていたのは間違いありません。
そんな不安が、ばーちゃんの認知症を進行させていったような気もします。
そんな不安を抱かないように、普段から、お金の流れを把握して、兄妹ともコミニケーションを取ることで、
きっと介護は乗り切れると、私は考えています。

次女のゆりえに掛かる、介護費の負担!
ばーちゃんからの電話「お金がない」
次女(ゆりえ)の家で暮らしていた義母(ばーちゃん)の様子がおかしくなったのは、
ゆりえと暮らし始めて5年ほど経った頃でした。
ある日、主人に掛かってきた電話は

ゆりえにお金取られた!ばーちゃんがバカやった。
夕方掛け直してみたら、

もしもし、大丈夫?

なんか、あったんか?
ばーちゃんに押しかかるお金の不安
この時、ゆりえの家では一家の大黒柱のヨキが、体調を崩していたようで、会社を辞めないといけなくなっていました。
ゆりえの年金は少なく、ヨキの稼ぎだけが一家の支えでした。
その事は、ばーちゃんには伏せていたのですが、一緒に住んでいたら感じるものがあったんだと思います。

ばーちゃんが居ると、皆んなに迷惑がかかる。でも、今更、どこにも行けない
ずーと、言えず苦しんでいました。
介護は限界!施設に入れたいけど、費用は?
ゆりえの家は、介護の限界を感じていました。
子供達は「ばーちゃんを施設に入れないとゆりえが倒れてしまう」と、心配していました。
だけど、長年の暮らしの中でばーちゃんの貯金は少なくなっていました。
介護施設に入れるとなると月/23万円位は掛かってしまう。
ばーちゃんの年金は月/8万円ちょっと。
お金の不安は、さらにマシっていったんじゃないかと思います。
【お金の心配のない暮らし】義母の介護にも、余裕を与えてくれた。
最初の頃は、我が家にどうやって来たのかもわからず、ばーちゃんは不安だったと思います。
毎日、毎日「帰る、帰る!」と言い、混乱して騒いで大変でした。
その時のエピソードはコチラ⇨【いきなり始まった介護ですが・・・】
ばーちゃんにとってお金の不安は、今までもあったと思います。

デイサービスは月にいくら掛かるんや?
不安そうに聞くばーちゃんに

週4回で月4万程度で済んでるよ。
「ばーちゃんの年金内で、ばーちゃんの事は出来てるし、主人もお母さんにも、きちんと生活費もらってる。」
「ちゃんと、毎日、家計簿も付けて、お金の流れも把握してるから大丈夫だよ(笑)」
介護でお金の不安を抱かないために
介護の前にお金の話も含めて、親、兄弟で話をしておくのは大事でした。
- お金の話をしにくい考えられる理由
- もし、もっと早く話し合えていたら…
- 今から出来ること
⒈お金の話をしにくい考えられる理由は
- 「親のお金をどうするか」を話すのは気が引ける
親自身のプライドもあるし、子供からは言い出しにくい - 兄弟間で温度差がある
(例)Aさんは「兄は女が親の面倒見るのが当たり前みたいになってて、親からもそんな風に育てられた」から、兄に不信感を抱いてて、まともに話ができない。 - 「何とかなるだろう」と先送りにしがち
私達の話ですね。いざ問題が起きてから、「もっと早くに話しておけば良かった」と後悔しました。
⒉もし、もっと早く話し合えていたら…
- 姉さんも一人で抱え込まず、主人に相談できたかも
(ばーちゃんが我が家に来てから、なかなか、連絡が取れず、介護支援を受ける手続きが進まず困りました) - ばーちゃん自身も「皆んなが一つにまとまってる事で、不安が軽減出来たかも」
不安やストレスが脳に与える影響は大きい。と言われてます。 - 財産管理のルールを決めておけば、最初のばーちゃんの電話の時に、何か出来たかも知れません。
(すぐに兄弟で集まる口実が出来て、早めに病院を受診。ゆりえ一人が抱え込まずに済んだのかも)
⒊今から出来ること
- 自分の家のお金の流れを把握すること
スマホの家計簿アプリを使って、お金の流れを把握することをお勧めします。=例(マネーフォワードME)
- 主人とコミニケーションを取る
夫婦で、気持ち同じにしない事には介護は乗り切れません。
主人を頼りにした、事あるごとに「あなたはどう思う」「私はこう思うんだけど」と会話する事で、他の兄妹ともコミニケーションが取れてきます。
後書き
今、あれだけ混乱して、異常行動と暴言を吐いていた「ばーちゃん」ですが、
我が家で暮らすようになり、普通に暮らせれるようになりました。
今でも、お金に対する不安を口にはしますが、家計簿をつけお金の流れを把握している私の

ばーちゃんの事は、私達がみるから大丈夫だよ。心配しないでいいから
という言葉に、嘘はありません。
こちらが、余裕を持つ事で、介護はずいぶん楽になります。
ばーちゃんの問題ではなくて、自分達の問題なんだと思考を変えることが、介護をラクにするコツだと思っています。
お読み頂き、ありがとうございました。
三段腹トメ子
