こんにちは三段腹トメ子
千葉のゆりえの介護が難しくなってきて、認知症の義母を何とか我が家に連れてきましたが
最初は「帰りたい」「いつ死んでもいい」「娘達に捨てられて、どうでも良い」と嘆いてばかり居ました。
その時のエピソードはコチラ⇨【いきなり始まった介護ですが、「ばーちゃんが病院に行く」】
それでも最近は、「息子といられて幸せだ。ばーちゃん、トメちゃんに良くしてもらって幸せ」ありがとね
と、嬉しそうにしている事が増えました。
それでも、認知症のばーちゃんとのコミニケーションは、一つ一つの積み重ね。
今日は調子が良くても、次の日は性格が邪魔して、本音を言ってもらえず介護を難しくさせます。
本当は、心配で病院に行きたいのに素直になれない、ばーちゃん
ばーちゃん、素直に頼ってくれ!

ばーちゃん、今日、病院行くよ
前の日、あれだけ痛がってたのに

ばーちゃん、どーって事ないよ
「どっこも悪くない!」
何度も言い聞かせても、「ばーちゃん、治った!」

そんな訳ないやろ@
ばーちゃんの気持ちを考えたら

アルツハイマーのばーちゃんは、複雑です。
それと、ばーちゃんの年代の人は「我慢=美徳」みたいな所があるから
「辛抱して、辛抱して、周りに迷惑かけたらあかん」と思いながら暮らしてきたから他人に対して、
どうやって甘えて良いのか、わからないんだと思います。
何で、素直に、病院行きたいと言えないの?
次の日も、朝からばーちゃんの身体は、痛そうで

ばーちゃん、痛いんか?
って、聞くと

腕から、足から身体中、痛くて、痛くて
そう言うので、「ばーちゃん、今日はDAY有るから、来週病院行こうか?」というも
「もう、どうでもいい!どっこも痛くない!(怒)
キリがないので、主人に

もう、ええよ。行かないんだったら、ほっとこう
そう言うと、

トメちゃんの為に、病院行ってもええで
完全に、話が矛盾してるんだけど、病院に行ってくれるなら、まー良いかなって(笑)
病院の検査結果を聞いて、周りも本人も安心する

血液検査の結果、腎臓の数字が気になりますが、どっこも悪くないですよ
そう言われたものの、
「ただ血液検査の結果、水分量が足りてないようですね。」
「少なくとも、ペットボトル500ccを2本分くらいは、飲んでもらいたいですね」

夏場は、結構麦茶飲んでくれるんだけど
*デイサービスでは、飲んだ水分量を連絡帳に記帳してくれます
「病院行った」という安心感は残るみたいです
ばーちゃんが、部屋から這いながら出てきたので

ばーちゃん、身体はどない。やっぱり痛い?
って聞くと、

何でやろ?なんでこんなに身体が痛いんや。どうにか、なってしもたんか(泣)

ばーちゃん、昨日、病院で見てもらったんやで
「ひろこ先生が、『どっこも悪くない』って、言ってたやんか」
肩をポンポンさせて「ばーちゃんの歳で、それだけ動けるのは、たいしたもんや」と言うと
安心したように

そうか
と、言って、また、お布団に戻って行きました(笑)
ばーちゃんの介護は、同じことの繰り返し。また、同じ事聞かされるけど、感情的にならないように対応します。
ばーちゃんの年代の人は、人に対しての甘え方を知らない!

ばーちゃんと暮らす様になり
認知症の人との距離感って大事なんだと考えるようになりました。
今のばーちゃんは、一人で買い物も着替えもできません。誰かに頼らないと、できない事が増えてきてるのに
頼り方も甘え方も知りません。
それが、迷惑かけたくない。と言う思いと現実には、めちゃめちゃ迷惑かけてる。矛盾が生まれてしまうのです。
今の世の中、何が大変かって、この矛盾が介護の世界を難しくさせてるように思います。
私は、ばーちゃんのように矛盾した頼り方をしないように、怖がらず人との付き合いを大切にして行きたいと思います。
お読み頂き、ありがとうございました。
三段腹トメ子
