私の家のばあちゃんたちは、ふたりとも介護保険のおかげで、1割負担でさまざまなサービスを受けられています。

本当に支えてもらってると感謝しています
だけど、年金収入だけになったA子さんにとっては介護保険料や社会保険料の負担が大きくて,
「使わないかもしれないものに払うなんて損じゃない?」って言ってました。
たしかに、保険料や社会保険料って、見た目は高く感じるけど、それって本当に「損」なんやろか?
今回は、現役世代から年金生活に入ったとき、知っておきたいお金の知識や備えについて、著書『お金の大学』を参考にしながら、トメ子なりにまとめてみました。
興味を持った方は、ぜひ『お金の大学』を手にとってみてくださいね。
私がそうだったように、きっと「知ってよかった」と思える内容に出会えるはずです。
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この記事では、介護保険の基本と仕組みを年金暮らしのA子さんの疑問に答えながら、わかりやすく解説していきます。
A子さんの老後生活|リアルなお金事情
A子さんは、私より一足早く仕事を辞めて、今は団地でひとり暮らしをしている75歳の元気な女性です。
好きな歌手のコンサートに出かけたり、一人カラオケを楽しんだり、自分のペースで、老後をのびのびと過ごされています。
そんなA子さんと、もう一人の友人と一緒に、今日は久しぶりに3人でランチに行くことにしました。
食事が終わって、コーヒーを飲みながら、

ねえトメちゃん、退職前にさ、ちゃんとやっておいた方がいいことってある?
年金だけで暮らすって、想像以上に厳しいわ〜

あるある!私も母の介護とかで実感したけど、退職前にちょっと準備しとくだけで、
年金生活がグッとラクになること、結構あるんよ。
退職前に準備しておきたいお金に関する知識
①社会保険の確認
🔹退職後の健康保険の選択(任意継続 or 国民健康保険)
🔹年金の加入期間と受給額の確認
🔹介護保険料の影響を理解する
②固定費を見直し
🔹住居費の見直し
高齢になってからの住み替えは大きなリスクがあります。
こちらで住み替えに伴うリスクを紹介していますので、良かったら本編とご一緒にどーぞ
🔹通信費や保険料など「スマホを格安SIMに変えて、通信費がぐんと下がりました。」
🔹車の維持費
③介護や医療費への備え
🔹介護保険料の仕組みを理解し、将来の負担を試算する

将来自分たちに、どんなふうに助けになるのかを、ちょっとだけでも知っておくと
「ああ、今払ってるのも意味あるんやな」って、前向きに考えられると思うんよ。」
🔹介護が必要になったときの住まいや支援体制を考えておく

地域包括センターとか、頼れる場所を今のうちに知っておくと、あとがラクやよ。
焦ると、余計しんどいからね〜。
補足:実際に、地域包括支援センターでは「相談だけ」でもOKです。
私も母のことで訪ねたことがありますが、親切に話を聞いてもらえました。
介護保険は“損得”じゃなく“支え合い”でできている
ここまで話しても、A子さんの表情は少しモヤモヤしたままでした。

退職してからも、介護保険料が月に1万2千円って、やっぱり高いと思わない?
使ってないのに、これだけ引かれるのは納得いかなくて…。

うんうん、それね──たぶん、A子さんが退職した月が関係してると思うよ。
「介護保険料って、前年の所得で計算されるから、働いてた年の収入がそのまま反映されちゃうんよね。」
【ナレーション補足】
実は、介護保険料や国民健康保険料は、前年の所得をもとに算定されます。そのため、退職直後は“まだ収入がある人”として扱われるため、負担額が高くなることも。
でも、翌年以降は収入が減った分、保険料も少しずつ軽くなっていくはずです。
払うだけで損?でも“使わずに済んだ”なら幸せなのかも

昔は、私も介護保険料って、何に使うのかよく分かってへんかった。
だから「高っ!」って思ってたけど、
でも、ちゃんと仕組みを知ったら、「そらそうやな」って納得できたの。
🔹 サービスを受けられる人と内容
この制度は、65歳以上で介護が必要になったときに、サービスを1〜3割の自己負担で受けられるという仕組みです(※所得により割合が異なります)。

ばあちゃんが行ってるデイサービス代、だいたい毎月46,000円かかってるんよ。
そのうち、介護サービス分が23,146円。
「これ、介護保険があるから1割負担で済んでるけど、もし保険がなかったら……実費で23万円超え」
これが毎月って、絶対ムリやわ。
人が介護保険を「使うかどうか」は、わからないけど、年をとれば、誰でも“支えられる側”になる可能性は高い。
特に、これだけ超高齢化が進んでいる日本では、介護保険は「一部の人だけの制度」じゃなくて、私たちみんなに関わる「必要な仕組み」だと、私は思っています。

今の日本では、介護保険ってもう“なくてはならん制度”やと思うわ。
- ちなみに、介護保険料をもし滞納し続けてしまうと、いざ介護が必要になったときに、サービスが一時的に全額自己負担になることもあります。
- 年金からの天引きなどもあるため、知らずに放置してしまうと後から困ることも…。
学んで気づく|老後と介護は“今から備えられる”

「まだ早い」「なんとかなる」──そう思っていた“老後”のことが、いざ現実になったとき。
そうなる前に、今回のお話をおさらいしましょう。
【年金だけの生活は、想像以上にシビア】
現役時代に比べれば、支出が減るのは確かです。
でも、しっかり計画を立てずに年金生活に入ってしまうと、あとで「こんなにキツいの?」と感じることも、十分有りえます。
できれば退職前に、スマホ代・保険・家賃などの固定費を見直しておくことで、年金だけでの暮らしをぐっとラクにしてくれます。
【自分のための介護保険料のこと、知っておこう】
介護保険の仕組みを知っておくことで、「支え合い(=相互扶助)」という考え方も自然と見えてきます。
いざという時、制度を“使える側”にシフトした時のためにも、「知らなかった」で損をしないように、今のうちに少しだけでも理解しておくことが大切です。
老後や介護のことは、「あとで考えよう」じゃなくて、「今から、ちょっとだけでも知っておこう」が、きっと未来の安心につながります。
📘 もっと学びたい方へ|おすすめの1冊
私は『お金の大学』の本を読んで「介護保険や社会保険の仕組み」を少しずつ理解していくことが出来ました。
誰もちゃんとは教えてくれなかった“お金の世界”
でも、知れば知るほど、「備える」って大事なことだと思いました。
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