【介護保険サービスを利用するためには、まず「要介護認定」の申請が必要です】
申請の流れや必要書類については、皆さんもご存じの『みんなの介護』のサイト でわかりやすく書かれていますので、初めにそちらをご覧いただくと安心です。
要介護認定を申請すると
市の職員、または委託された事務局の職員さんが、自宅や施設に来て本人に動作確認や聞き取りを行います。
家族にも、聞き取り調査があるので、普段の本当の様子を伝えることが大切です。
今回の記事では、 調査員から聞かれる質問内容「一次判定シュミレーション」を自己判定できるサイトを検証してみました。
注)ここで紹介するシュミレーションは、、実際の認定結果を保証するものではありません。
検証に協力してもらった私の母は、要支援2ですが、4つのサイトを通しての判定結果は要支援1
要支援1と2では、どちらの場合も自立してるけどちょっと手助けが必要な状態です。
ですが、大きく違うのは利用限度額!
普段から、自己判定しておくと今の親の状態を知ることができるので、これからの介護に備えることができます。
『要介護認定一次判定シュミレーション』を使ってみるメリット3つ
一次判定シュミレーションで、自己判定しておくと先に聞かれる内容をある程度知ってから、本番にのぞむことが出来るってことだと思います。
仕組みがわかると、気持ちがちょっとラクになる
一次判定シュミレーションを使うと、『介護認定ではどんなことを聞かれるのか』 をあらかじめ知ることができます。
たとえば──

といった、実際の調査でも聞かれる内容に触れることができます。
これを事前に見ておくことで介護の制度で見るポイントを知ることが出来て、実際の認定調査の時気持ちに少し余裕が生まれます。
どれくらいの助けが必要で、どれくらいお金がかかるのか
一次判定シュミレーションを使うと、「このくらいの介護度になりそう」というざっくりした目安 を知ることができます。
*もちろん、実際の認定結果を決めるものではなく、あくまで参考です。
でも、この ざっくりした目安 が介護度によって変わる利用できるサービスの量 や自己負担の大まかな金額 をなんとなくイメージができます。

つまり──
「介護サービスって、どれくらいお金がかかるんだろう?」
「週に何回くらい使えるのかな?」
といった不安に、ぼんやりした見通しが生まれる わけですね。
この、おおよその見通しがあるだけで、今後の介護の進め方や、家族で話し合うときの参考にもなります。
「何も分からないまま、始まる不安」が、すこしだけ小さくなるだけですが、やってみる価値はあるんじゃないでしょうか。
訪問調査のとき、困らないようにできる小さな工夫
一次判定シュミレーションの質問内容は、実際の認定調査で聞かれることに近いものが多く
そのため、事前に答えてみるだけで、「あ、調査ではこんいうところを見るんだな」 という大まかな流れがつかめます。
SNSなどでは、『普段はできないのに、調査員の前では不思議と頑張ってしまう』
というエピソードを目にすることがありますよね。
もちろん、判定は総合的に行われますが、家族としては いつもの様子をうまく伝えたいものです。
そんなとき、事前にシュミレーションを試しておくと、日常で気づいていた小さな変化
- 普段はできるけれど、疲れると難しいこと
- 時々、時間や場所がわからなくなること
- 家族がどんな手助けをしているか など

こうした 、「微妙で伝えにくいこと 」が、自然と整理しやすくなります。
現在、一次判定そのものはコンピューターによる判定ですが、それとは別に特記事項といって、家族が伝えたい状況をまとめておける欄があるので
当日までに、伝えたいポイントをまとめたりと、メモを用意しておくことは、とても役に立つ
と感じました。
要介護認定シュミレーション『サイト一覧』4社比較
| サイト名 | 提供元/概要 | シミュレーションの種類 | 主な特徴・機能 |
| 上越歯科医師会 | 歯科医師会(在宅医療連携室) | 一次判定シミュレーション | ・平成21年度版の判定基準に基づく。 平成21年改定後の一次判定ロジックを用いています。 ・「基本動作」「生活機能」「認知機能」など、実際の認定調査の項目に忠実 |
| トリケアトプス | 介護ソフト提供会社 | 一次判定シミュレーション | ・認定調査票(基本調査・留意事項)の作成・印刷が可能です。 保存機能は、トリケアトプス本体ソフト利用時に案内されています。 |
| オアシス介護 | 介護関連情報サイト | 簡易判定シミュレーター | ・要介護度の簡易判定が可能。 ・身体機能、起居動作などの項目を選択する形式で手軽に試せる。 |
| イチロウ訪問介護サービス | オーダーメイド介護サービス | 一次判定シミュレーター | ・基本的な動作や認知機能など、調査項目の詳細な選択肢がある。 ・特記事項の記入欄もある。 |

こうして見ると、介護ソフト会社や介護サービスの会社、いろんな方面から出されてるんですね
「そうなんですよ」

この中に私の母が利用させてもらった介護保険外サービスのイチロウがあったので、試してみることに

試されて、どうでしたか?

どの記事も、本番の質問事項に沿っていて使いやすかったです
対応エリアは、東京都、神奈川県(一部)、千葉県(一部)、埼玉県(一部)、愛知県(名古屋市と一部)
要支援2の母親で「一次判定シュミレーター」を実施、結果は……
要支援2の母に協力してもらい、5社が提供している「要介護認定 一次判定シュミレーション」を実際に試してみました。
それぞれのサイトを見比べてみると、質問の細かさや使いやすさに少しずつ違いがありました。
ここでは、各サイトを使ってみて感じた印象と、母の現状をもとに入力した際にどんな結果が出たのか──
その体験を、簡単にまとめていきます。
トリケアトプス【要介護認定一次判定シュミレーション】
判定に掛かった時間:13分
判定結果は、要支援1

使ってみた感想は、わりと使いやすいと思いました。
細かな、気になることを質問項目ごとに特記事項に記入する箇所があることが、良かったです
オアシス介護要介護認定シュミレーター
判定に掛かった時間:11分
判定結果は、自立(非該当)

使ってみた感想は、体の拘縮の有る無しを部位ごとに聞いてくれました。
母は膝にボルトが入ってるので、膝の拘縮は有りに該当します。
他、医療行為の質問は、専門用語がわかりづらかったです。区分支給金額が、介護度の判定と同時に出るのは、良いなー。と思いました。
上越歯科医師会の【平成21年度版要介護認定一次判定シュミレーション】
判定に掛かった時間は:7分
判定結果は、要支援1

使ってみた感想は、紙一枚で精度に疑問は残りますが、一次情報としては、少ない時間でも使えるのかもと思いました。
注意して欲しいのは、情報が平成21年度なので今の基準とは異なる場合が有るかもしれない。ということが気になりました。
イチロウ要介護認定一次判定シュミレーター
判定に掛かった時間は:7分
判定結果は、要支援1
使った感想は、使いやすいと思いました。なぜ、そう思ったのかというと、下にロールして行くだけで、全ての項目に応える事ができる。

いい位置に特記事項が置いてある。点が評価できると思いました。
判定結果も、判定に必要な情報が整理されて表示されていて、色別に項目が分けられていてみやすいです。

最後に
要介護認定一次判定シュミレーションの判定結果は、母が現在利用している介護度よりも、少し軽めの判定になりました。
要支援2で利用している福祉用具や、デイサービスのリハビリの効果もあり、調査時より状態が良く見えたのかもしれませんね(笑)
とはいえ、介護度が軽く出ることで「今のサービスが使えなくなるかも…」と不安になる気持ちもありました。
高齢の方は、ほんのちょっとした体調の変化で、良くなったり悪くなったりしますから、家族としては慎重に見守りたいところです。

トメ子さんから、要介護申請中に役にたつ情報があるんですね
「はい」

今回登場してもらった母ですが、最近状態が悪くなって要介護4に

その経験から、認定が降りるまでの30日間で利用した介護保険外という選択について
その要介護再申請中は要支援で使える(10531)単位、その1ヶ月を自費で乗り切った記録です
ここまで、読んでいただきありがとうございました。


