「親のお医者さん選びって、どうしたらいいんだろう?」
そんなふうに考えたこと、ありませんか。

私も父の介護で同じ壁にぶつかりました
88歳で亡くなった父を、母に任せきりにしていた私は、気づいた時には
病院・福祉・介護のバランスが崩れていて、認知症の父を診てもらえる病院を探すのに、とても苦労したのです。
その経験から学んだのは、
- 親の介護には、早くから少しずつ関わっておくことの大切さ
- 高齢者に合ったお医者さん選びの重要性
- そして、介護保険だけでは埋められない部分をサポートしてくれる、**介護保険外サービス「イチロウ介護」**という新しい選択肢の存在
この記事では、私の体験を交えながら、これらのポイントをお伝えします。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
高齢者の「お医者さん選び」のポイント
お父さんは認知機能が少し低下していて、時々、おかしなことを言うことがありました。
「外で、大勢の人が宴会して楽しそうだ」とか、
「今日は、いつものカラオケやってないんだな」とか。
聞いていると、ちょっと笑ってしまうような…

でも決して、問題行動を起こすようなタイプではありません
それでも――
「認知症の症状がある」というだけで、一般病棟では受け入れてもらえません。
*コロナ時期だった、せいかもしれなかったけど…
認知症というだけで病院の選択肢が狭まる
コロナに感染した父は、『こころのホスピタル』で静養し、退院後はショートステイの介護施設で1週間過ごしました。
しかし、その後は体調を崩し、寝返りすらできないほどに。
「精密検査を受けさせたい」と思っても、100kgを超える体格の父を、私たち家族だけで動かすことは到底できません。
そこで、かかりつけ医の先生に相談に行きました。

先生、父を診てもらいたいのですが、連れて来られないんです
紹介状を書いてほしいとお願いすると、先生は少し困ったようにため息をついて、こう言いました。

認知症の人を見てくれる病院って、ほんと少ないんだよね……
今だからわかる、親の介護にもっと関わるべきだった
後から聞いてわかったことなんですが、先生は母にこう伝えていたそうです。

〇〇さんの状態だと、もう少し介護認定を上げて、施設も探したほうがいいですよ
でも、その頃には、母自身もすでに高齢で、介護者としての判断力や体力はすでに限界に近づいていました。
私がもう少し早く気づいて、介護に関わっていれば――。
父の「次の医療」や「これからの暮らし方」を、もっと冷静に選べたのかもしれません。
高齢者の信頼できる『かかりつけ医』とは
ここからは、いいケアネットの『高齢者がかかりつけ医をもつと安心な理由』を参考に若い時とは違う視点の病院の選び方を考えていきます。
医療機関までのアクセスは便利ですか?
お父さんの事例にもあったように、体が重くなったり、動かなくなったりしたら「通院する」だけでも負担が大きくなります。
チェック例
病院や診療所が近いか、交通手段はどうか、駐車場があるか、公共交通が使いやすいか、夜や休日の診療体制などを事前に確認しておくことが大切です。
お医者さんんとの相性はいい方ですか?
「父の話をどれだけ真剣に聞いてもらえたか」「家族の頼れる存在か」、医師・看護師さんとの相性は見逃せないポイントです。
チェック例
医師・看護師さんの態度1つで、家族は安心します。
話しを丁寧に聞いてくれますか?
親を見ていて感じることは、高齢になると、話したいことがまとまらず、焦らされると黙ってしまう。
耳も遠くなったり、認知機能も衰えてくるのは自然なことです。
だからこそ、医師や看護師がゆっくりとした物腰で、顔を見ながら話を聞いてくれるかどうかは、とても大事なポイントです。
チェック例

昔、おばあちゃんを診てくれていた先生は、本当に丁寧で
「急がなくていいですよ」と言わんばかりにゆったり構え、目を合わせながら、最後まで聞いてくれました。
今でも、その先生のことは忘れられません。
通院そのものが難しい|そんな時イチロウがお手伝い
安心できるかかりつけ医とのつながりは、とても大事です。
けれど実際には、施設に入居したり、体が不自由になったりすると――「通院そのものが難しい」という壁にぶつかります。

そんなときに頼れるのが、介護保険外サービスです。
こちらのサイト「イチロウ介護サービス」のサイトでは、利用者さんの体験談が紹介されています。
ある方は、施設に入ったことで、長年通っていた接骨院への通院をあきらめかけていました。
しかし、イチロウ介護を利用することで、施設から車で2時間かかるその接骨院に、再び通うことができたそうです。
「やっぱり、通い慣れた先生に診てもらえる安心感は大きい」――
そんな声が寄せられています。
介護のイチロウとは
以前にも【「介護のイチロウ」実際、いつ、どこで使うの?】で紹介しましたが、
「介護のイチロウ」は、介護保険では埋めきれない部分をサポートしてくれる、オーダーメイド型の介護サービス会社です。
「仕方がない」と諦めていたことも、実費にはなりますが、自分や家族の希望に合わせて自由に選択できるのが特徴です。
例えば….
- 移動手段の手配
- ご自宅への前受付
- 病院内のお手伝い
- 観察の立ち合い(医師との現場の記録)
- 料金の立替
- 薬の受け取り
こうした「ちょっと困った」を柔軟にカバーしてくれるのが、介護のイチロウの強みです。
病院の付き添いから薬の受け取りまで
様々な介護の困りごとに対応しているイチロウですが、その中から「どんな時に、どんな使い方ができるのか」を、ここでは3つ紹介します。
① 通院に付き添ってほしいとき
施設に入っているAさんは、月に一度の通院が必要でした。

でも、家族は平日に時間が取れず、付き添えません。
そんなときイチロウを利用すると、スタッフが送迎から院内の案内まで一緒に対応してくれるので、安心して診察を受けられました。
② 病院での手続きや診察の立ち会い
病院に行くと、受付や支払い、診察室までの移動に手間取ることもあります。

イチロウのスタッフは、こうした流れをスムーズにサポート。
診察に立ち会って、医師の説明をメモして家族に伝えてくれることもあるので、「聞き逃したらどうしよう」という不安が減ります。
③ 薬の受け取りや支払いの代行
診察が終わっても、会計や薬の受け取りに長く並ばなければなりません。

そんなときもイチロウなら、支払いの立替えや薬の受け取りまでサポートしてくれるので、体力のない高齢者にとって大きな助けになります。
高齢者のお医者さん選び|今日からできるチェックポイントまとめ
ここまで父の介護を振り返りながら、突然の親の介護に慌てないように、以下の点を注意しておきたいと思います。
まず、高齢になると体力が落ち、認知機能も衰えてきます。
だからこそ――
父の介護を通じて、これらがとても大事だと実感しました。
そして今回の記事では、その中でも「イチロウ」という介護保険外サービスをご紹介しました。

ここまで読んで頂きありがとうございます
三段腹トメ子