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「これ、捨てるの?」母との片付けで見えた“終活の難しさ”

母と暮らす

私の片付けのバイブルは、YouTubeの”週末ビフォーアフター”です。

散らかった部屋がみるみるうちに整っていくあの映像が大好きで、まなみさんと純子先生の掛け合いも、あの絶妙なバランスがたまりません。

何年も前からずっと、週末の楽しみに視聴していました。

私自身もそれを参考に、自分の家の食器棚の片付けに挑戦。
中身をぜんぶ前に出して、「使ってるもの/使ってないもの」に仕分け。

一軍の食器、二軍の食器に分けて、しばらく寄せてから処分するか決めて――

なんとか、3回目くらいで**“自分が使いやすい食器棚”**に整ってきました。
(※やるたびに主人には「どこやったん!?」って怒られるんだけど(笑))

そんな経験を活かして、今回はいよいよ実家の片付けに挑戦します。

実家の片付けに悩んでいる方、
これから親と一緒に進めなきゃと思っている方にも――

「焦らず、捨てずに進める片付け」のヒントになれば嬉しいです。

こんな人におすすめ

・実家の片付けに行き詰まっている方
・親との衝突を避けたい方
・感情の整理も含めたやさしい方法を知りたい方

\ものを捨てない!週末片付けの新常識/

実家の片付け、何処から手をつける?リビング編

お父さんが入院したエピソードはこちら

【認知症の父に“ちゃんと診てもらう”って、こんなに難しい?】

今年88歳を迎える予定だった父が、ある日突然倒れて救急車で運ばれました。

トメ子
トメ子

在宅介護にする? それとも施設を探す?

それでも、一部の望みを込めて父が帰ってきた時の介護の動線を確保すべく、リビングから手を掛けることにしました。

リビングの真ん中に介護ベッド、なぜ?

だけど、正直、

トメ子
トメ子

どこから手をつけたらいいのか分からない

それが本音でした。

でも、“お父さんがまた帰ってきたときに、介護しやすい家にしておきたい”――

その思いから、ケアマネさんにも家を見てもらいました。

そこで提案されたのが、リビングのテレビの前にベッドを置くというプラン。

その理由が、「介助しやすい・見守りやすい」場所を優先するのが鉄則とのことでした。

そのためにも、散乱してる荷物を片付けなければいけません。

まずは食器棚の中身の全出しから

震災から20年。

母の家の食器棚は、いつの間にかガタついていて――

扉は開かなくなり、引き戸のガラスは今にも落ちそう。

さらに、その食器棚にはスライド式の棚がついていて、本来なら便利なはずの空間が、いつの間にか“ただの物置”に!

そこに、カップラーメンやホッカイロ、乾電池、郵便物、もらい物のマスク…

なんでもかんでも“ちょい置き”。

私は思わず声を上げました。

トメ子
トメ子

この家の収納、お母さんには合ってないと思う

片付け出来ない人は、散らかっても良い場所を作っておく。これも古堅先生が言っていました。

でも、すぐには出来ないので、あるものを元ある場所に戻していくことに

  • カップラーメンはキッチンの乾物入れへ
  • ホッカイロは季節ものだからまとめて別の引き出しに
  • 食器棚には、“今使っているもの”だけを戻す

とりあえず、何も考えずに、今あるものをすべて外に出すことにしました。

母が買い物に出かけたタイミングで、弟とふたり、

トメ子
トメ子

上から順に、いっぺん全部出してみよか

すると、出てくるわ出てくるわ、ざっと180点!

茶碗に湯呑み、マグカップにグラス。

使ってない来客用のセットに、もらい物の食器たち。

しまいには、お店を閉めたときに残ってたお皿まで混ざってて――

トメ子
トメ子

出すんじゃなかった###

親の家の片付け、一度で終わるとは思うなよ

食器棚が一段落ついたので、次は、リビングのテレビボードの上に手を伸ばすことにしました。

いつの郵便物19××?、埃をかぶったキーホルダー、なぜ石?そんなものは、迷いなくゴミ袋にポイポイ。

トメ子
トメ子

だけど、写真だけは….

どうしても、思い出にふけってしまい手が止まる。

母が、

母

懐かしい(笑)

と、手に取った写真は、お父さんの社員旅行のときの写真でした。

友人に撮ってもらった写真の父は、驚くほど、男前で、思わず手が止まり

トメ子
トメ子

これ、ええやん…

その写真が、のちに父の遺影になりました。

まとめ

父の介護をきっかけに始めた実家の片付けですが、自分のものを片付けるのとは、やっぱり違いました。

たとえば――
母の寝床の横に、なぜかジグソーパズルの完成パネルが何枚も立てかけられてる。

私だったら、**「ここには置かんやろ」**って場所に。

思わず口に出してしまいました。

トメ子
トメ子

いや、なんでここに置いてんの?これ、危ないで?

ここには、いらんやろ

すると母は、こう返してきました。

母

いや、これはな。夜トイレ行く時、立ち上がるのにちょうどええねん

いやいや……
「それ、支えにするには不安定すぎるやろ!(汗)」

母の様子を見ていて、
やっぱり強引に焦って進めるものではないなと感じました。

今回は、すぐに捨てることはせず、しばらく様子を見てから決める。

私は、古堅純子先生の捨てずに寄せる片付け方を取り入れました。

一時保留のものは、弟の部屋にそっと寄せておく。
まずはスペースを空けて、暮らしやすくすることを優先しました。

▶ 私が参考にした本はこちら

まずは、大きな場所から、
そして、母の思いが少なそうな場所から手をつける――

これが、実家の片付けをうまく進める“最初のコツ”かもしれません。

実家の片付けエピソードは、まだまだ続きます。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

三段腹トメ子

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