こんにちは、三段腹トメ子です。
ばーちゃんは病気になる前から嫌みっぽいことを言う人でした。
でも、病気になってからは、自分の不安や寂しさを繰り返し口にするようになり、正直、聞かされているこちらが疲れてしまいます。
介護では、ばーちゃんの愚痴とうまく付き合いながら、自分の心を守ることを大事にしていましたが、
でも、ふと気づいたんです。

私も年齢を重ねたら、ばーちゃんの様になってしまうかもしれない
【仕事や生活の愚痴を、つい誰かにぶつけってしまって、その結果知らないうちに相手も疲れさせてしまう事が有る】というテーマについて考えてみたいと思います。

【アルツハイマーのばーちゃんの場合は】
今日は、燃えるゴミの日。
昨日は、実家の家を掃除してて、ゴミの袋が6つもあった。
主人は

今日はゴミの日だぞー。まとめてくれたら、家の分は持っていくぞー!
・・・・!
『世にいうゴミ捨ては、集めるところからなんだけど』
そんな風に思う奥さん、結構多いんではないでしょうか?
そんなやりとりをしてると、また、ばーちゃんが

ゆりえは何処へ逃げてしまったんや
「ばーちゃん、長く居すぎた。もう、帰らなあかん」
最近は、あまり言わなくなったのに、私達の会話で急に不安になったのかな?
認知症のばーちゃんの愚痴は、「不安」の表れ
ばーちゃんの記憶は、『1分』保ちません
ばーちゃんは、我が家に来た時から、認知症が進んでいて、病院で診てもらったら『アルツハイマー重度」』
そんな、ばーちゃんのネガティブオーラーは凄く、日に何度も、
「薄情な娘や」「ばーちゃんが悪かった」・・「娘が居るのに、とめちゃんに迷惑をかける」
「もう、帰らなあかん」と、何度も、何度も愚痴を聞かされました。
愚痴を聞かされるのは、エネルギーを使います。
ばーちゃんの愚痴の奥にある、本当の気持ちに寄り添ってみると
それでも、ばーちゃんの場合、愚痴は「ただの不満ではなく、不安や寂しさの現れ」なんじゃないかと
その気持ちを汲み取って、
千葉に住んでいる娘たちの状況を、その都度、説明してあげて
今、一緒にいる息子がどれほど、ばーちゃんに取って大切な存在であるのかを話して聞かせます。
そうしていくと、ばーちゃんに変化が

それでも、意味がわからず愚痴を聞かされ続ける日々は、しんどかったー。
そう言う時の気の紛らわせ方は
一時的に現実から離れてみる
玄関の外に出て、ひたすらスマホゲームに没頭したり
*ばーちゃんが勝手に出ていってしまうので、廊下に座り込んで、時間が過ぎるのを待っていました。
(夏で良かった)

時には、叔母さんに来てもらったり、
夜、どうしても、ばーちゃんが収まらない時は、主人に任せて、実家に帰っていました。
(この頃のばーちゃんは、主人の事を恐れていたので)
どうしても、忘れてしまう、ばーちゃんに対して何を言っても無理なので
自分なりの逃げ方を用意しておく事が、介護にとって大事な事だと思います。
愚痴で大切な人間関係を壊さないために】
つい、介護中のばーちゃんのことばかりになっちゃうけど、
ばーちゃんだけじゃない、普段の社会生活の中でも、つい生活の不満や愚痴を相手にぶつけてしまって、
相手に嫌な気持ちをさせてしまってる事、ありませんか?
知り合いのAさんの例を通して、愚痴をコントロール出来ないか?考えてみたいと思います。
⒈愚痴を垂れ流した結果、大切な友人を無くしたAさんのお話
長年、主人や子供達、兄弟の愚痴を毎回、その友人に漏らしていました。
友人はAさんの状況を改善する為、「こうしてみたら」「ああしてみたら」と提案し続けたのに
Aさんは・・・

そう言い続けた結果、
「結局、電話も取って貰えなくなってしまった(泣)」と言っていました。
いくら信頼関係があるとはいえ、長年、一方的に甘えすぎてしまうと
せっかくの人間関係も壊れてしまいます。
⒉じゃあAさんはどうすべきだったのか?考えてみました
①友人のアドバイスを受け入れ、行動に移してみる
例えば、友人から提案された
「夫や子供達に、気持ちを伝えてみる」
こうして、小さな変化を起こしてみると友人との会話も、前向きなものになるかも知れません
②愚痴の目的を明確にする
Aさんは「ただ聞いてほしい」のか「解決策を求めている」のかを自分で整理して、友人に伝えるべきでした。
③愚痴る相手を分散し、吐き出し方を工夫する
私は、ノートに書き出していました。
他にChat GPTを利用したりもしてました。
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④友人との関係を大切にする気持ちを持つ
完全にこじらせてしまうと、なかなか元には戻りません。
そうならない様に、常に、「今は当たり前じゃない」と感謝する気持ちを持ち続ける。
相手に「聞いてくれて、ありがとう」大切な時間を割いてくれてる事を忘れないようにする。
このように、相手を思って行動することで、「愚痴を愚痴で終わらせる事なく、もしくは前向きな改善策が見つかるかも知れません」

最後にまとめると
愚痴は、心のままに吐き出し続けると、自分も疲れるし、人も離れてしまう。
だからといって、無理に押し殺してしまうのも、それはそれで心に負担をかけてしまうもの。
大切なのは、愚痴とうまく付き合いながら、気持ちを整理し、少しでも前向きな行動に繋げていくこと。
そうすれば、大切な人間関係を守り、より豊かなつながりを築いていけるのではないでしょうか?
上手に愚痴をコントロールしながら、心が軽くなる生き方を目指して、一緒に頑張っていきましょう!
お読み頂き、ありがとうございました。
三段腹トメ子
